【C88】新米サークルが注目されるためにコミケでやった5つのこと


熱い夏が突然終わり、唐突に秋がきましたね。家の中でも、ランボーのコスプレはちょっと寒くなってきました。

 

私たち、夏コミ初参加しました。アフターレポートも兼ねて、ちょっと気取ってライフハック系の記事っぽく書いてみたいと思います。


■まずは簡単な自己紹介

私たちはSmash Worksは、同人ゲームサークルです。『ボロンゴ』というゲームを現在制作中です。

2014年の夏頃から活動を始めました。今は2015年9月なので、ほぼ同人1年生ということになります。スタッフも全員、ゲーム制作自体が初めてで、今回の『ボロンゴ』は私たちの処女作になります。(詳しくは→「どんなゲームなの?」

私たちは本当に生まれたばかりで、知名度・実績ともにほぼゼロのサークルということです。

 

 

さて、紹介はこんな感じで。次からいよいよ本題です。夏コミにおいて私たちはいったい何をやったのか。挙げていきます。

■やったことその1

ブースメイクを頑張ってみた

 ブースとは、イベント会場で割り当てられた自分たちのスペースのことです。ブースメイクとは、つまり展示のことです。通りすがる人たちに自作品を見やすくアピールするために展示を頑張ったよーってことです。じゃあ具体的には何をやったのか。

 

 

・机に黒い布を敷いた

布敷いて高級感を演出しました。というよりは、むしろデフォルトだと机の脚がむき出しのままでしょぼさが目立つので、隠す意味で敷きました。効果あったかは謎ですが、何も敷いていないサークルも多かったので、差別化の意味でないよりはいいかな程度に。

 

 

・作品紹介のでっかいパネルを置いた

コンビニで大きめにコピーした紙を、ボール紙に張り付けただけの学芸会レベルの代物です。ただ、効果は絶大。終わってみれば生命線でした。購入されたほとんどの方がこれに目をとめて見ていたので、即席HPのような効果を果たしていたと思います。作品紹介パネルは絶対あったほうがいいです。

 

 

・タイトルやジャンルを書いたパネルも置いた

他のサークルを見ていて、ゲームジャンル表示はあった方がいいなと思いました。知人とかに聞いてみても、自作品って自分たちが思ってるほど、どんな ゲームか伝わってないっぽいんですよね。「正統派のRPGだよ!」とか「音ゲーです」とかあるとわかりやすい。



「(有名商業タイトル)っぽいシューティングだ!」って書くのも大いにありだと思いました。てか有名作品タイトルで参考にしたのあるなら、名前だして乗っかろうぜ!遊ぶ側からするとむっちゃ想像しやすい。『ボロンゴ』は「龍が如く」と「神宮寺三郎」とかを足して割ったっぽいADVだよ☆ライターは「逆転裁判」も好きです。



・値札のパネルも置いた

あるとまあいい。同人ゲームって中身が正体不明で、値段のつけ方もサークルによってバラバラっぽいので、お客さんにとっての不安要素は少しでも除いたほうがいいと思いました。軽く手に取ったものが1,500円だとびびります。私たちはこれからも無料なら無料、100万円なら100万円と表示します。


 

近くのベテランサークルの方は、頒布物の棚にヴィレッジヴァンガードにあるようなポップとかを貼っていました。「初めての人はこれ!」とか「全部入りです!」とかの簡潔なレコメンドがたくさんで、初見さんフレンドリーっぷりが非常に参考になりました。初めて入る飲食店とかでも券売機にオススメとかってあるとわかりやすいですもんね。

■やったことその2

接客を頑張ってみた

イベントはお客さんと直に接する場なので、ガチなお店ほどじゃないですが、来てくれた方への対応は気を付けました。ただ、ガチな客引きはしないことを気を付けました。

 


どういうことかというと、「こんにちは!どーも見てってください!殴れるゲームですよ!」とかの声かけはしませんでした。だって服屋などで店員に声をかけられたりして、べったりされると鬱陶しかったりしませんか?

 


独断と偏見なのですが、コミケの客層はシャイなガイ・ガールが多いと思います。

そう考えたので、積極的な呼び込みよりは、話しかけられたら答えるくらいのスタンスでいきました。お客さん自身の自然なペースに任せ、私たちはやや俯き加減に曖昧な笑顔を心掛けていました。

■やったことその3

自分たちのブース前に客のフリをして突っ立った(サクラ)

サクラというのは古来から使われてきた手法です(主に出会い系とかで)。行列ができてるラーメン屋とか見かけると気になってしまったことってありませんか? 人は他人が注目するものが気になってしまう心理があるんですよね。

 

 

(あそこ、すごい行列だなぁ…。一体どこのサークルだろう、どんな物売ってるんだろう…そんなに凄いのかな…。あれだけ人いると興味わくなぁ)

 ↓

(自分たちのブースにも行列があればもしかしたら…?)

 


 

ということで、やりました。(実施人数:一人)

方法:自分たちのブース前に立った。


レベル1 ただ突っ立ってるだけ


レベル2 興味ぶかそうな仕草をする(覗き込む、凝視する


レベル3 プロの雰囲気を醸す(「これは…凄いな」「見つけてしまったかもしれない…」など意味深な言葉を周囲に聞こえるよう呟く。深刻そうな顔をする

 



全部やりました。改めて書いてるとアホ臭いんですが、客の流れを観察していたもう別のスタッフ曰く、「見てくれる人が増えた気がした」とのことでした。曖昧にしか言えないですが、わりと効果あるのではと思います。

 


サクラは立ち役のオーラ量があまりに強いと、普通の通りすがりの客も近づけなくなってしまいそうなので、戦闘力高めな人は注意してください。

■まとめ

上記のようなブース先でのアピールの重要性をもりもりと感じたものの、これはあくまでイベント当日にやってくる完全新規の一見さん向けだよなと、書いていて気づきました。



単純にサークルの注目度をあげたいなら、イベント当日はもう遅いです。普段からSNSとかネットとかに注力したほうがいいね。そりゃそうだ!

おわり。

おまけ漫画「わたくしどもの夏」

コメントとか感想ください。反響あったらまたこういう記事書きます。

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コメント: 4
  • #1

    通りすがり (日曜日, 17 4月 2016 00:21)

    面白かったです。サクラが意外と効果があるかもしれないというのが新鮮でした。
    最後の画像好きです(*´ω`*)

  • #2

    Smash Works (水曜日, 04 5月 2016 15:36)

    ありがとうございます。
    コメントあったかいです。
    あなたが好きです。

  • #3

    ari (土曜日, 03 12月 2016 06:36)

    記事を読みながらクスクス笑わせて頂いたので一事ですが
    面白かったです^^
    画像もハイセンス。

  • #4

    smash works (日曜日, 11 12月 2016 16:49)

    楽しんでいただけたようでなによりです!