ぶっちゃけコミティアは売れないのか? 売上部数を公開します

同人サークルのコミティアでの売上について語ります。

 

■はじめに

私どもはマイナーな同人サークルですが、

このたび同人イベント「コミティア」に参加してきました。

 

 

コミティアでぐぐると関連候補に「コミティア 売れない」とでるくらい

多くの人の関心事項のようなので、語らせていただきます。

わたくしどもの実際の売上部数も公開します。

 

 

あ、その前に

私どもは同人ゲームサークルです。

これは前提として覚えておいてください。

 

 

他ジャンルの方でも読みやすいように書きますが、

一応覚えておいてください。

名前は「Smash Works」といいます。

■コミティアってなんなの?

まず

「コミティア」とは、同人即売会イベントです。

「コミケ」みたいなもので、それの派生バージョンといった感じです。

 

 

コミケとの違いとしては、

「コミケ」はなんでもありですが、

「コミティア」は一次創作のみという点です。

 

 

規模もだいぶ違います。

「セブンイレブン」と「ポプラ」くらい違うでしょうか。

まあ、なかなかに違います。

詳しくは調べてみてください。

 

 

で、私どもはそのポプラの方、

「コミティア」に参加してきたわけです。

2016年1月31日開催の「コミティア116」です。

■頒布物について

頒布したのは「自作ゲームの体験版(100円)」です。それのみ。

 

内容は、相手をブン殴れる探偵アドベンチャーゲームです。依頼人とかを殴り倒したりして展開が分岐するという粋なゲームです。(ゲーム内容についてはこちら

■ブースでの展示について

展示はこんな感じ。

パネル数枚とディスクパッケージのみ。

シンプルです。

 

(展示についてもっと詳しく知りたい人はこちら

新米サークルがコミケでやった5つのこと

■結果

売れたのは11部でした。

(持って行ったのは30部)

 

 

 

11部と聞いてどう思われましたか?

 

 

 

私どもは少ないと感じました。

前回のイベントより売れなかったからです。

 

 

私どもが前回参加したのは「コミケ」です。

2015年夏のコミケ。

 

 

頒布物や、価格、ブースの展示などは

今回の「コミティア」とほとんど同じでした。

それで40部です。

 

前回のコミケ:40部

今回のティア:11部

 

 

もう一度いいますが、

頒布物、価格、展示方法などほとんど同条件です。

それなのにイベントが違うだけでこのような差が出ました。

 

 

これはもう誰が見ても

イベントの違い=売上の違いとみて間違いないでしょう。

 

 

 

記事タイトルの「コミティアは売れないのか?」に答えるなら、

私たちの場合は「コミティアは売れません」と言えそうです。

 

 

 

次に、「コミケと比較した場合のコミティア」という視点で

会場にいて感じたことを挙げていきます。

■コミケとの比較

いろいろと違いがありました。

○人数

通りがかるお客さんの数について、最初はティアは少ないだろうと思ってましたが、

実際はそんなに変わらない印象でした。

会場がコミケより小規模なため、密度が高かったからかもしれません。

○客層

明確に違いを感じたのは女性が多いということ。

国際展示場駅から、会場である東京ビッグサイトに向かう途中もこれは顕著でした。

 

 

あと、男女ともに年齢層が高い。

コミケは10代っぽい人も多かったんですが、ティアはもっとコアなイベントのためか、極端に若い人は少なかった印象です。みんな20代以上といった感じ。

○同業者数

前述の通り、私どもは同人ゲームサークルです。

 

帰り際に、優秀なライバルの芽をいくつか摘んでおこうかなと考えていたのですが、そもそも同人ゲームサークル自体が多くありませんでした。

 

 

コミケより少なかったです。

比率もたぶんコミケ以下ではないでしょうか。

 

 

エロと非エロは半々くらい?

エロゲーはビジュアル面が強いサークルが多い気がしたんですが、それでもあまり人が集まっていないように見えました。

 

前述の女性層が多いという理由からかもしれません。

○その他

私どもの配置された区画はというと、人通りが少なく閑古鳥が鳴いていました。

(⇒同人サークルの暇な時間の過ごし方

 

 

一方で、ひとつ隣の区画は常に賑わっていました。

覗いてみると、手作りアクセサリーや小物などを売っている区画でした。

 

 

女性客が非常に多く盛り上がっています。

綺麗な方も多く、私どもの劣情も静かな盛り上がりを見せました。

■コミティアはゲーム売るところじゃないかも…?

今回の参加で、そう感じました。

 

 

来客者のほとんどの人が「同人ゲーム」以外のものを

目当てに来ているんだなと強く感じたんですよね。

 

たぶん同人誌とか、グッズとかです。

ていうか元々、「同人誌」即売会ですしね。

そりゃそうですよね。

 

 

同人ゲーム区画にくるお客さんは、最初からジャンル狙い撃ちでくる濃いお客さんもいますが、隣のアクセサリー区画から迷い込んできたというような女性の方も多く、同人ゲームへの関心度が非常に低い様子でした。

 

 

現在の参加サークルが少ない状況も、

皆この辺を察知して縮小していった結果なのかもしれません。

■最後に

色々なことを書きましたが、コミティアでの出会いは良いものでした。

 

 

新しいお客さんに興味を持ってもらい、お話しもでき、感想も頂きました。

反応を直に見られるというのはこういう即売会ならではの醍醐味です。

 

 

コミケより人が少ないというのも一概にマイナスではなく、

「むしろまったりしていてイイ!」と私どものスタッフも呟いていました。

 

 

コミティアは「モリモリ売りたいぜ!」というよりも、

「雰囲気を楽しむぜ!」というスタンスのがいいかもしれないですね。

 

 

今度参加するよという方は、ぜひ楽しんできてくださいね(^3^)

長くなりましたが、お付き合いありがとうございました。

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コメントをお書きください

コメント: 6
  • #1

    . (水曜日, 18 5月 2016 18:29)

    こういうユーモア溢れる文を書けるサークルさんは、ゲームの方も気になっちゃいますね

  • #2

    Smash Works (月曜日, 27 6月 2016 22:19)

    コメントありがとうございます。
    そんなこと言われると、私どももあなたのことが気になっちゃいます

  • #3

    MKT (月曜日, 22 8月 2016 08:01)

    イベントごとの参加層の違いは、お金のうごきに反映するよね。
    コミティアは、来場者との交流が肝のイベントだから。
    僕なんかは、全部持って帰って読みたいくらいだよ、コミティア参加作品。

  • #4

    smashworks (水曜日, 31 8月 2016 00:34)

    同じ同人イベントでも微妙に雰囲気が違うのが面白いですよね。
    他のイベントも出たらレポしたいと思います。

  • #5

    , (土曜日, 17 9月 2016 16:26)

    ま~だ時間かかりそうですかね~?

  • #6

    smashworks (土曜日, 29 10月 2016 23:39)

    12月29日に発売決定ですd( ;∀;)b